来月のアイアンマンに向けて、タイヤを交換しました。
あまりちゃんとした知識を持っていなかったので、改めて色々と調べながらどんなタイヤにするか検討してみました。
1.クリンチャータイヤの選び方
まずはタイヤについて。
タイヤの種類はクリンチャー、チューブラー、チューブレスの3種類。ホイールによりますが、私が使っているのはSHIMANOのWH-RS81-C35-CL。クリンチャー用のホイールです。クリンチャーとは、一般的に自転車のタイヤとしてイメージされる、タイヤとインナーチューブが分かれている形状です。その他、チューブラーはタイヤとチューブが一体になっている形状、チューブレスはその名の通りチューブが無い形状のことを指します。コスト、重量、耐パンク性などそれぞれメリット・デメリットがありますが、クリンチャータイプは、コストが安くメンテナンスもしやすいことが特徴です。
タイヤを選ぶにあたって注意すべきは次の3点。
これらの観点から、どのようなタイヤを選ぶか検討します。
1.1.タイヤ幅
タイヤ幅はホイールのリム幅によって、選択可能な範囲が決まります。ですので、まずはタイヤを装着するホイールの仕様を確認しましょう。
WH-RS81-C35-CLのリム幅は15c。シマノも推奨タイヤを23c-28cと公表しています。これまで25cを装着していたのですが、タイヤ交換を機に23cに変更するかどうかが焦点となります。
23cと25cの比較についてはネット上でも様々な記事が掲載されています。これらを参考にすると、それぞれ様々なメリットがありますが、「23cは重量が軽い」、「25cは転がり抵抗が小さい」というのが主な特徴のようです。最近では、転がり抵抗を重視して25cを選ぶ人が増えているようですが、今回は23cを選択することにしました。微妙な転がり抵抗の差か、片輪10gずつの差かと言ったら、10gの差の方がわかりやすいかな?と・・・
1.2.ビード種類
タイヤにはビードと呼ばれる部分があります。普段はリムで隠れてしまう、縁の部分ですね。こちらも素材によって種類が異なります。
ワイヤービードは金属のワイヤーが入ったビードのこと。ケブラービードはケブラー(アラミド)が入ったビードで、ケブラービードのタイヤは折りたためることからフォールディングタイヤとも呼ばれます。Wiggleの商品説明でも"Folding"と記載されています。
ビードの違いは、単純に重量の差と携帯性の違いです。
ワイヤービードは折りたたむことができず、せいぜい8の字にする程度。サイクルショップとかで、輪っかのまま展示されている商品はおそらくワイヤービードですね。素材が金属なので重量もケブラービードに比べて5、60gほど重くなります。
こちらもやはり、重量を重視してケブラービードを選択しました。
1.3.Grand Prix 4000S2
さて、サイズなどは決まったのですが、あとはどのメーカーのどのタイヤを選ぶか。
- Michelin
- Panaracer
- Vittoria
- Continental
いろんなメーカがありますね。ある記事では、ロードレースにはMichelin、ウェットコンディションにはPanaracer、耐久性のContinentalと紹介されていました。
【参考】ロードバイクのタイヤ!おすすめのブランドは?
自動車タイヤでも有名なMichelinか、6月の雨レースを予想してPanaracerにするか・・・
悩んだ挙句に、ContinentalのGran Prix 4000S2に決めました。各メーカ様々なラインナップが用意されており、性能も価格もピンキリ。そんな中、ContinentalのフラグシップモデルであるGran Prix 4000S2は評価も上々。その上、Wiggleでは50%OFFとか!!
価格の魅力にかなり押されました・・・
まぁ、23cにしたことで、耐久性も若干心配だったしバランスが取れてちょうど良いんじゃないかと思います。
2.インナーチューブの選び方
2.1.インナーチューブの種類
インナーチューブにも種類があるということを今回初めて知りました。
【参考】クリンチャータイヤのチューブの選び方
耐久性も備えた一般的なチューブのブルチューブ、ガチレース向けで軽量なラテックスチューブ、バランス型のR-Airとのことですが、レースだけではなく普段使いもするので、こちらはブルチューブ一択でした。自分の貧弱な足では、チューブにまでこだわるのはまだ先かと・・・
今回、とりあえず割引対象となる5本同時購入としたので、ストックがなくなったら考えてみるかもしれません。
2.2.インナーチューブのサイズ
インナーチューブのサイズで注意するのはタイヤに合うサイズかどうかと、リム幅にあったバルブの長さかどうかという2点。
幅については、インナーチューブは伸び縮みするので、18c-28cと言ったようにある程度の範囲があります。タイヤ幅この範囲に当てはまればOK。ある程度外れていても大きな問題はないようです。
自分はディープリムではないですが、35mmとそれなりの深さがあるので、バルブの長さによって短すぎるものもあるので注意が必要です。今回はバルブの長さが51mmのものを選択しました。
多少余裕があるものの、まぁちょうど良いサイズだったかと思います。もう1cmくらい短くても問題はなかったように思うので、42mmでもよかったかな?これであと10g落とせたかも(笑)
3.タイヤ交換&お掃除
さて、いざタイヤ交換!!!
6月のアイアンマンに間に合うようにと5月に入ってすぐにWiggleで注文。時間かかるかなぁと思っていましたが、今回は1週間ほどで到着。前回ホイール買った時はかなり待たされたけど、荷物が小さいと早いのかな?
ということで、週末に一人でチマチマと自転車いじり。午前中に家族サービスしたので許してね(笑)
タイヤを交換して、改めて見比べてみるとタイヤが丸くなりました(笑)
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(旧)ずいぶんけずれた?接地面が平ぺったい・・・ |
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(新)接地面は丸いものなんだ(笑) |
ついでなので、先日の伊吹山以来ドロドロだった車体も水拭きで泥を落としました。
また、スプロケを外してギヤを1枚1枚バラして磨いてみました。
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専用の工具でスプロケを取り外します |
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取り外した真っ黒なスプロケ |
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一枚一枚ばらして磨いていきます |
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見違えるようにきれいになりました!! |
それなりにキレイになったので、これで気持ちよく乗れますよ^^
これでアイアンマンに向けてバイクの準備は万端!!!
あとは、怪我とかでなかなか進んでない人間の準備が・・・(ToT)
大会まで1ヶ月切ってしまいました。
4.使用感
タイヤ交換の翌日。早速、通勤で往復20km走行しました。
以下、素人ながらに体感した感想ですが、思い込みや勘違いも含まれているかもしれません(笑)
旧タイヤは削れて平ペッたくなってたので、あまり参考にはならないかもしれませんが、安定性、グリップ感で大きな違いを感じました。また、グリップはしっかりするのに抵抗感が少ないのには驚き!!!
グリップと転がり抵抗は≒だと思っていましたが、ペダリングを緩めてもスーッとなめらかに進んでいく感じが全然違う。
また、重量も以前に比べて軽くなったからか、漕ぎ出しもかなり楽になりました。目標としているアイアンマン70.3inセントレア知多半島ジャパンは、バイクコースにUターンが多く、Uターン直後に上り坂といパターンもあるので、漕ぎ出しの軽さは割と重要だったりします。
ホイールに比べて費用もかなり安くすみましたが、ホイールを変えた時と同じくらい大きな変化を体感できたので大満足です。
(参考)今回購入したもの(スポンサーリンク)
Continental - Grand Prix (グランプリ) 4000S II フォールディングロードタイヤ
Vittoria - ロードインナーチューブ